そしてキスからはじまった
「おっお休み・・孝」

顔を背けて裏口を出ていこうとする私の手首を孝が掴んだ

「な・・何?」

「さっき・・話していた男が・・そうなのか?」
・・ジュリアを乱暴した男なんだな」

「・・」
私は頷いた。

「チッ・・やっぱりな・・
でっ・・誘われたのか?」

「うん・・行かないと警察に私がお金を取ったと言うと言われた
私の言うことより自分の言うことを信じるからてって」

「なんて汚い奴だ・・ジュリア行かなくていい
オヤジが呼んでいる・・事務所へ行け」

そう言って孝は携帯で電話をしながら外に出て行った。
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