*お向かい彼氏*
うーん……。
ええい、どーにでもなるでしょ!
「行く。」
「え、嫌ならいいよ?」
「ううん、光輝と旅行…行きたいもん。」
ニコッと笑って向かいに座る光輝を見つめる。
それに答えるように光輝も手を伸ばして優しく頭を撫でてくれた。
うふふっやったぁー。
「わかった、連絡しとく。…楽しもうな。」
「うん!」
セミの鳴く外を横目にざわめくファミレスの中。
微笑んで見つめ合う2人。
ー知らなかったの。
こんな旅行、来なきゃ良かったって…
心で、泣き叫ぶ未来が待ってることを。