*お向かい彼氏*








すぐに止めて反対側のドアを開けて出てきたのはやっぱり…




「待たせてごめん!寒かったでしょ?」




「た、大河さん!車だったんですか!?」



「……?うん。」




聞いてないよー!


車持ちとか……だって大学生なのに?





ビックリもビックリでそりゃあもうあんぐりと口を開ける並に驚いたけど大河さんがドアを開けてくれたのでとりあえず助手席に乗り込んだ。



わー…あたし全然車乗らないし



まして助手席なんて初めてなんだけど…!



妙に肩に力が入りながらシートベルトをすると隣に大河さんが乗ってきた。



てか距離近い!



みみみみ密室…!?2人きり!?










あー…もうキャパオーバー。







どうにでもなれー!





「あ…さっきはごめんなさい、慌ただしく行ったクセに呼び出して…。」




「全然いーよ、嬉しかったし。敬語やめよ?」



「え…でも…。」



大学生さんだしなぁ…




「年下でもひかるちゃんは彼女だから。」





あたしの心を読んだように言う大河さん。




うぅ…彼女とか言われるとマジキュン!





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