時を越えて~タラシ女子と新撰組~





『人生の中の幸せを数にすると。みんな同じ数にいるらしい』





「南はん??」





緋鏡に近づこうとする南に、片華はおずおずと声をかけた。片華に笑顔を向けると、緋鏡の頭に手をそっと乗せた。





『君は、今までの人生振り返って不幸な事ばっかりだったって思うんだったら。これから幸せになる前兆なんじゃないかな』





「幸せ??……うちに、そんなもん訪れるわけあらしまへん!!綺麗事ならべるのもいい加減にしとくれやす!!」





『そうだね、綺麗事だよ』





涙を浮かべる緋鏡を、南は真剣な目つきで見詰めた。






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