時を越えて~タラシ女子と新撰組~





「まぁまぁ土方さん。頭ごなしに否定したって話は進みませんよ」





ピリピリとしたムードをぶち壊したのは、予想外にも沖田さんだった。





「彼女が未来人だって言うんならこの変な格好も納得がいきますしね。嘘じゃないかもしれませんよ??」





私のスカートをつかみひらひら揺らしながら面白そうに沖田さんは笑みを浮かべた。





沖田さんの発言に、疑心の目を私に向けていた二人の目の色が一瞬揺らいだ。






「それにしてもこの着物変ってるね」






『沖田さん。私をかばってくれるような発言には感謝しますが。スカートをめくるのやめてくれませんか??』





ピラッとスカートをめくりあげる沖田さんの手をつかんだ。





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