依存症なあたし様
随分ぐっすり寝たのか、目が覚めた時には頭は冴えていた。
今何時だろう、と携帯に手を伸ばした時、ちょうど携帯が鳴った。
……馨からの電話だった。
どうしたんだろう?
「もしも『っ、柚っ⁈やっとでた!』
電話に出るや否や、馨の焦った声が聞こえた。
走っているのか、荒い息遣いが電話越しからする。
やっと、ということはさっきから俺に電話をかけていたんだろう。
「馨?何かあったの?」
雪に何かあったのだろうか。
いつも適当な(失礼)馨がここまで焦るのは珍しい。
『雪が、いなくなったっ…。電話も繋がらないし、繋がったかと思ったら……』
そう言って言葉を詰まらせた。
嫌な予感がした。
『知らない男の声がしてっ…お楽しみ中だから邪魔するなって言われてっ…!』