依存症なあたし様
お父さんは救急車で運ばれたけど、もう手遅れだったらしい。
お葬式は身内だけでやった。
そのなかにはアイツとその家族もいた。
お父さんは白い箱のなかにまるで眠っているかのように入っていた。
白粉を塗られていて、お母さん達は『綺麗な顔だねぇ…』と泣きながら言う。
綺麗…?
どこが?
お父さんはもう死んじゃってるんだよ?
もう『りょう』って…
あの優しい穏やかな声で呼んでもらえない…
あたしは
泣いた。
ひたすら泣いた。