恋する*memory〜記憶をなくしたわたし〜【完結】
「ねえねえ……それってさ、――――――――――」
っ!!!
「そうね、多分」
「じゃあ、これからどうするのかな。
病院でずっと面倒みるわけにも行かないだろうし……」
「院長が今考えているらしいわよ」
院長……鈴江先生………か………
じゃあ、みんな知ってるんだね………このことは。
じゃあ………何?
愛依って名前は………わたしが可哀相だから付けたの?
わたしは…………必要ない………いらない子……だから?
わたしは………そこからどうしたのか覚えていない。
気がついた時には、知らない公園のベンチに座っていた。
雨はまだ……………止まない。
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