恋する*memory〜記憶をなくしたわたし〜【完結】



「まあ、不良は他にもたくさんいてチームがあるんだ………が、俺は、そいつらのトップだ」




それって………



「暴走族って……こと?」



「そうだ」





煌くんはそこのトップ………



「だから、一緒にいると危ねぇんだ。
それでも……いいか?」




最後は遠慮がちに聞いてきた煌くん。



不良なのに……こういうところは控えめなんだね。




「煌くんが不良でも、暴走族でも……気持ちは変わらないよ?」



煌くんの瞳を見つめ、答えた。

それは絶対だ。





「そっか」



そう、安堵したように煌くんは返事をした。




「お前のことは…ゼッテー守ってみせる。
誰にも傷つけさせない」



「ありがとう……」













.
< 37 / 369 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop