クールな王子は蜜の味
その言葉が聞こえたと思ったら、


次の瞬間には、


私は智也の手によって、


連れ去られていた。

・・・

智也は何を言うでもなく、

私を連れて、

ただただ走って行く。

・・・

連れてこられたのは、

智也の自宅。

・・・

私は、中にはいる事を拒んだ。

それでも、

智也はどんどん中に入っていく。

・・・

智也の部屋の中。

・・・

ドアを閉めた途端、

智也は私を抱きしめた。

・・・

「先輩、放して」


「イヤだ」


「私は先輩の彼女じゃない」


「彼女だよ」
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