クールな王子は蜜の味
・・・

俺達の行動を見ていた秋人は、

さっきよりもっとニヤついた顔で、

「初々しいね、お二人さん」

そう言った。

・・・

「うっせぇ!」

恥ずかしさを隠すように、

そう言ったオレ。

・・・

・・・?

でも、寧々はどこか

寂しそうな顔をしていた。

その顔が忘れられなかった。

・・・

昼休みが終わり、

オレと秋人は3年へ・・・

寧々は1年の教室にそれぞれ別れた。

・・・

寧々はちゃんと、

教室に戻ったと思っていた。
< 67 / 180 >

この作品をシェア

pagetop