クールな王子は蜜の味
・・・

バッチリ、

寧々と目が合ったオレは、

パッと目線を逸らした。

・・・

「あ!空になんかいる」

突然の寧々の言葉。

オレと秋人はそれに反応して、

空を見上げた。

・・・

・・・ん??!

「美味しいですか?」

「・・・」

そう言ってニッコリ笑った寧々。

・・・

オレの口の中には、

から揚げが一つ入っている。

・・・

寧々はオレに食べさせた事に

満足したのか、

凄く嬉しそうにニコニコしている。


オレは寧々の行動に

驚かされつつ、

でも、その笑顔が可愛くて、

ほんのり顔を赤くした。
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