アカイ花†Vermilion Flower
話し合って、全てをクリアーにする。
ほとんどが余白の、白い部分を残したまま提出した、あのキャンバスのように
もう一度、全てを真っ白に戻して、新しい一歩を踏み出すの。
外れたギブス・・・
拘束から解かれた私が、一番最初に駆けて行きたいと思った場所は浅緋の元だった。
私、やっぱり、浅緋を誰にも渡したくない。
私は、あるメールを貴方宛に送信した・・・
『アサヒ、ごめん
貴方とやり直したいの
私、妊娠しちゃったみたい
ごめんなさい
あの公園で待ってます』
ずっと遅れていた生理は、私の中に浅緋との子供が宿っていることを知らせてる。
浅緋の子供なら、私は産みたい。
やり直すことが無理なら、一人でも産んで育てたい。
静かな公園、アカイ花の前で私は何時間も立ちつくしていた。