アカイ花†Vermilion Flower
ほらねっ!
私が浅緋をどんなに見ていても、貴方が私を見てくれない限り、私達の関係を怪しむ人なんてどこにもいない。
私一人が浅緋を見ていても、誰も、この私が貴方に選ばれるだなんて思ってない!!
「ハァー」
お願いだから・・・
私を見て・・・
こんなに、貴方が好きで好きでしかたない。
私を見て
ガタンッ・・・椅子が倒れ、私はその場に立つ。
浅緋が、やっと、私を見た。
嬉しいからなのか悲しいからなのか、分からないけど
私の瞳から涙が零れ落ちた。
立ち上がったまま、生徒の視線を一身に受ける私の制服を引っ張るのは、芙美子。