アカイ花†Vermilion Flower

「リコ、どうしたの?」

「ううん、ごめん・・・

 何でもないの」


私は席に座り、机に顔を伏せた。

私達は、きっと終わったんだ・・・


「・・・

 さっき話したとおり、人の作品
 から何かを感じることも大切だ

 では、今から前後左右の人は
 もちろん遠くの席の人の絵を
 歩いて見て回っても構わない

 私が戻るまで作品鑑賞の時間
 とする

 何を感じたか後で聞くから
 くれぐれも遊ばないように」

「先生、どこに行くんですか?」


トントントン・・・

私の机の前に立ち、指先で机の角を叩く音が響いた。

私の腕を掴むのは、浅緋。


「ミウラ、立てるか?
 気分が悪いなら早く言え」

「えっ、私なら・・・」
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