アカイ花†Vermilion Flower
「会いに来てくれるの、どうして?
私からの電話もメールもずっと
無視してたくせに
私はてっきり、貴方は私と別れを
選んだ、そう思って悲しかった」
「誰がいつそんな事言った
勝手に決めて泣いてんなよ
お前は、この俺に夢中になり過ぎて
本業を忘れてる節がある
だから、しばらく距離を取っただけだ
前に言っただろう
俺を愛し過ぎるなって」
「なんだぁ~
そうかぁ~」
「リコ
お前な、俺の話聞いてる・・・
ちょっ、どうした、泣くなよ」
浅緋との関係は終わってなどいなかった。
浅緋の気持ちを聞いてほっとした途端、私の瞳から零れ落ちる涙は止まらなくなった。
その涙に戸惑う浅緋を見たら、今度は笑ってしまった。
「ププッ」
「笑ってんじゃねえよ
ほんと、疲れる奴」