アカイ花†Vermilion Flower

浅緋、貴方は何にもわかってない。

私は、ただ一言、お前を愛してるってその言葉が聞きたいだけなの。

その言葉が聞けたら、私の中にずっとある不安は消えるのに・・・


『本当に、このまま突き進んでもいいのだろうか?』

その想いのままに、私の心にストップをかける出来事が起こる。


キキキキキーーー、ドン・・・


「人が、はねられたぞー」


浅緋との結婚式を目前に控えていたある日、私は交差点で交通事故に遭った。


そこから、私の愛は彷徨う。



緋い(アカイ)花・・・


愛しい花・・・


貴方の愛は、どこに?


私の愛は、どこへ・・・
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