*TABOO* 図書館で×××
大学祭では成人を超えている学生たちが至る場所で乾杯をしている。

由紀にもアルコールが入り、気持ちよく彼の歌が耳に触れる。


ほんの数曲の演奏が終わり舞台を降りる姿からまだ目を離せずにいると、彼が由紀に向かって「おいで」と呼びかけた気がした。




思わず駆け寄る由紀。



彼に追いつくと「そんな目をしていたら抱きたくなるよ」。




あまりにもストレートな物言いに何も言えず思わずうつむくと、彼は由紀の手を取って人気のない図書館に向かった。



大学祭中の図書館は照明も落とされていて、月明かりだけが二人を見ている。



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