嫌い嫌い！ 大ッ嫌い！ 変わらぬ思い

「ハァ」

「でもだからと言って、度を越えたプッシュだと相手が引いちゃう事も有るけどね」

「どうも俺は、それで余計に嫌われたみたいなんです」

「なーんだ、迫り過ぎたってワケ」

「まぁ」

「君ももう少し、女の子の事を勉強しなさい」

「ハァ…。俺ってホント…」

　頭を掻く俺。

　思わず自分を卑下する事を口にして、先生をムッとさせちゃった。

　先生は俺の方にビシーッと指さして言った。

「先ずは田代君！　自分自身を見つめ直す事から始めるべきかなー!?」

「見つめ直す？」

「君は暗い！　スッゴく暗い！」

　わぉ！

　いきなりストレートな指摘言葉！

「暗い!?」

「君は暗い！　スッゴく暗い！」

　ひぇーッ！

　いきなりストレートな指摘言葉！

「暗い!?」