嫌い嫌い! 大ッ嫌い! 変わらぬ思い
「別にイイんじゃないの? 私が他の男と浮気したって、別にどうって事ないし。平気だよ平気」

「旦那が怒るだろう!?」

「ウチの主人だって、外で他の女と浮気しているの! だからお互い様!」

「お互い様じゃ、ねーだろ!?」

 志田さんは呆れた表情で俺の目を見る。

「なーに、ビビっているの?」

「旦那が怒るんじゃねーかって、俺は心配しているんだよ!

「そんな事で! 肝っ玉小さいわねー!」と言って、志田さんは吹き出し笑いしやがった。

「子供は、どうするの!?」

 ここまで言うと、さすがの志田さんも黙ってはいなかった。

「うるさーい! 余計な事は聞くなッ!」

 こう強く切り返されちゃって、俺は何も言えなくなった。

 結局、俺は志田さんとホテルで夜を共に過ごす羽目になった。



 
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