嫌い嫌い! 大ッ嫌い! 変わらぬ思い
 相手の旦那に気付かれたら!

 俺は殺されてしまう!

 絶対にだ!

 俺はこんな不安を抱きながら、志田さんの相手をするのだった。

 志田さんったら終始、俺に寄り添って来る。

 何だか、俺と過ごすのをエンジョイしているような感じで身体も心も許しっぱなし状態なのだ。

 ベッドでは豊満な裸体をあらわにして、俺を求める志田さん。

 俺は日頃の雑念を忘れ、志田さんと激しく交わった。

 浮気でも何でもやっちゃえと思うのだ。後でどうなろうと平気である。

 女性とのセックスは大学時代の時以来だろうか?

 まさか志田智美と、こうして愛を確かめ合うなんて俺は思いも付かなかった。

 夢を見ている?

 …とまあ、俺は何度もそう思っていたけどね。

 でもこれは、明らかに現実なのだ。

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