嫌い嫌い! 大ッ嫌い! 変わらぬ思い
「あのゴミ、自分の立場もわきまえずに図々しく馬鹿面見せに来たんだからね。お陰でパーティの雰囲気が壊れちゃって、みーんな迷惑を被ったんだよ。謝るんだったら、田代の方から頭を下げるのが筋って言うものでしょう?」

 パーティの雰囲気を壊したのはアンタでしょう?

 私は心の中でこう、反論した。

 自分が正しいと思ってる敦子だから、謝罪をする事自体が理解出来ないでいるようだ。

「じゃあ今回に関しては、田代の方が悪いってワケだねー?」

「ほぼ百パーセントね」

 完全に田代君の方が悪いって言う言い方である。

 罵声を浴びせた事について謝罪なんて、する気がない。

 こんな事を私に平然と言い放った敦子。

 でも陰でコッソリと田代君に詫びを入れていた。

 田代君のケータイに敦子から謝罪のメールが入っていたのだ。
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