私は世界一幸せもの☆
SIDE 友香

美咲が返事をして他の幹部の子達の所へ行ったとき涼に言われた。
『おぃ…友香…ちゃんと美咲守れよ?そう約束したからな…』
って言われた。
わかってる…あの日の美咲の泣き顔を忘れた事なんて一度もない。
だから私は涼の目を見て言った。
『わかってる…二度と美咲を守れないなんて嫌だからね…私はあの日からずっと忘れたことなんてない…あのときの…美咲の顔を…』
忘れるハズがない…


あのときの美咲の目…


何もかも失った何も映さない黒い目…


私は何も出来なかった。


ただただ見てるだけしか出来なかったあの日…


それから私は毎日毎日ケンカをしては傷を作ってお母さんを心配させて…


でもお母さんは理由を知っているから何も言ってこない。

だからここまで強くなった全国No.1の副総長を出来る…


美咲の一番近くで…




守れる…






今度は絶対美咲を悲しませたりなんかしない。


私は、美咲のお兄さん…智也さんの分まで
美咲を守り続ける…
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