月夜に浮かぶ白雪桜

？「神羅、また言わなかったの？」

彼、新城　翔（しんじょう　かける）
彼女が、唯一素で話せる人だ。

翔「神羅、そんなことしたって、あの人には、ばれて『うるさいっ！』‥…ごめん。」

ざわっ

神羅の叫び声に、その場にいた人は

「何だ、何だ？」「おい！どうした」

などくちぐちにいい神羅達に目を向けた。

「神羅さん？どうしたんですか？」

そんな中、一人の少女が話しかけてきた。

神『ううん。何でもないよ？
それより何か、用でもあったかな？』

神羅はさっきまでとは違う雰囲気を出していた。

「あっ、はい。あの、この子が神羅さんに、用があるらしいです！」

少女は後ろにいた子を神羅のほうに押し出して言った。

「あの、ちょっと来てもらえませんか‥‥？

少女に対し神羅は

にこっ

と笑い

神『いいよ？
あっ、翔？じゃあね？』

翔と呼ばれた少年は

翔「うん！じゃあね～☆」


神羅が少女と行った後、翔は胸騒ぎがしていた。

翔（何かな？この胸騒ぎは。……神羅、大丈夫かな？）

そんな、翔の胸騒ぎが当たっているとは、翔は知らず、
ましてや神羅は知る由もなかった。