今日も、明日も、明後日も



「……私はまだおばあちゃんほどの料理は作れないですけど。それでもいいなら」

「え?」

「夕飯、食べて行くんでしょう?」



それらを知ったらただの他人には思えなくて、心は彼を受け入れるように微かに扉を開け始める。



「……鈴ちゃんはツンデレだなぁ」

「夕飯白米のみにしますよ」

「あはは、褒めてるんだよー?」



笑う彼と二人並んで、我が家を目指し歩いた。




< 31 / 113 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop