今日も、明日も、明後日も
これで、よかったんだ。
自分で決めたこと、自分が言ったこと。だってこれが一番彼のため。
手紙とか恩とかに縛られて、一緒になってほしくなんてない。優しい人だから、本当に大切な人と一緒になってほしい。
それが彼の幸せに繋がる。
「……」
帰宅した家で、カラ……と戸を開ければ、部屋の中は明かりひとつなく真っ暗だ。
静かな広い家、誰もいない家。これまでもこれからも、私は一人でこの家を守る。
おばあちゃん、ごめんね。最後の最後まで、恩返し一つ出来なかった。