すきだよ。
「何の理由があるのかしらねぇけど、俺の彼女になれば変な奴らに絡まれることもないだろ??」
…おおー、なるほど…
とは、さすがにならない。
だけど、私のためを思ってくれてるのは分かった。
それに、こんなイケメンと付き合えたら、どれだけ幸せなことか。
女の子なら、誰だってあこがれる展開だ。
私だって、すごくドキドキした。
「あのさ、なに勘違いしてるのか知らないけど、私はこれでいいと思ってるから口出ししないでくれない??」
そう思ったのに。
私の口から出た言葉は、気持ちとは裏腹の言葉だった。
「じゃ、また明日ね。」
私は、学校の梨木莉歩として、美野に言って逃げるように帰った。