想い続ければ...。
私は、1カ月ほど前まで
先生に恋してた。

その前までは、チャラ女だった私が
先生に一途になった。

その先生のことは
本当に大好きだった。

ちょっとしたことで
顔赤くしたり、照れたり。
すごい乙女になったね。
って言われてた。

けど中津はそれを超えた。

先生に恋してた時より
ドキドキさせられる。

やっぱり私は中津が好き。

でも紗弓には言えない。

友達としての関係を
壊したくないから。

最初は1人で悩むつもりだった。

けど、やっぱりみーちゃんには
何でも話せちゃうから
結局みーちゃんには打ち明けた。

私が「どーしよー。」

って言うと

「別にそんな悩むことじゃないよ。
 好きになっちゃうのは
 しょーがないことでしょ??」

って励ましてくれる。

みーちゃんは、いっつも
私の気持ちを軽くしてくれる。

本当に大好き!

しばらく紗弓には
黙っておこう。

好きって気づいてからは
もうすごい積極的になってるのが
自分でもわかる。

そして──

12月6日─。

私は、打ち明けた友達数人に
背中を押され...

ついに中津に告白することを
決意した。

放課後、帰ろうとしていた
中津のことを呼び止め、
「話しがあるからみんなが帰るまで
 教室で待ってて!」
って言った。

私も帰る支度をしてるふりして
みんなが教室から出てくのを
待っていた。

そして、みんな帰って
ついに私と中津の2人だけに...!

緊張のせいでなかなか
声が出せなくて
しばらく沈黙が続いた。

そして覚悟を決めた私は
手に力を入れて
軽く深呼吸をし、

「わ、私、中津のこと好きかも。
 中津は私のこと、ど、どう思う??」

って言った。

そしたら中津は

「友達かな、」

って言ってきた。

私が「ふーん、そっか!」

って言ったら

「気が向いたらつきあう。」

とか意味わかんないこと
言ってきた。

けど、期待していいって言ってくれたから私は、中津の気が向くまで
ずっと待ってるって決めた。

うれしかった。
紗弓の時は、完全に振ったくせに
私のときは、気が向いたらとか
期待していいとか...
紗弓よりか上なのかなって思うと
かなりうれしかった。
< 3 / 11 >

この作品をシェア

pagetop