Shooting Star ~私だけの綺羅~


ある日、TVのニュースに綺羅が映った。



だけど其れは、私を悲しみへと突き落とす残酷なニュース。



"綺羅 熱愛報道 結婚秒読みか!?"



カメラに向かって否定する綺羅を見付めながら、私はただ泣くしか無かった。



此でハッキリ分かった。



綺羅にとって、私はファンの1人に過ぎないと…。



淡い夢を見せて貰ったと思って、今までの事は忘れよう。



自分の想いを封印し、結婚式当日を迎えた。



控え室でドレスに着替えていると、勢い良くドアが開き血相を変えた綺羅が入って来る。





< 3 / 4 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop