ハニィ*sweet*ボイス
あの時バラさなくて正解だったなぁ~…。



バラしてたら、あたしは今頃灰となってたかもね…。



メガネをはずし、髪を書き上げた日浦は、ソファーに横になり、またあの声であたしに指図する。



「腹減った~。早くメシ。米だけ炊いてあるから30分以内で作れよ~」



なんだかその姿がやけに子供っぽく見えて。



カワイイとこもあるじゃん…。



指さされたキッチンで、カレーを作った。



小さい頃から両親が忙しかったから一応料理はできるけど、買い物からなんて初めて。



キッチンには必要最小限のものしかない。



煮込んでる最中、リビングに行ってみた。



うわっ、寝てる…。



寝顔もイケメンなんて、憎たらしい。



でも、顔は本当にカッコイイなぁ~。



モテたりしてんだろうな。



その声で、好きな人の名前とか呼んじゃって…。



そう考えると、胸がチクッと痛む。



日浦の声を独占したくなる…。



本心で…名前を呼ばれてみたい…。



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