ハニィ*sweet*ボイス
あたしバカだもん!!



「自分のこともよくわかんないのに、日浦のことなんかわかるわけないじゃん」

「開き直るな、バカが」

「ご、ごめんなさい…」

「だから…」



呆れたような日浦は、頭をかいた。



見たことのない、恥ずかしそうな顔。



その表情に、また胸が締め付けられた。



「お前が俺を吹っ切ると…俺が困る」

「なんで…?」

「わかんねぇよ!!お前といるの、楽しいから…」

「それって…あたしのことが好きって意味?」

「言ってねぇ!!」

「言われた気がした…」

「生意気。俺のことが好きすぎて目が腫れるほど泣いたくせに」



日浦の顔が少し赤くて。



やっぱり好きって言われた気がする。



髪をグシャグシャにされて、前が見えない。



今なら言えるかも。



「好きだよ、日浦」



恥ずかしすぎて目なんか合わせられないから、これでいい。



やっと言えた…。



言ったら、なぜかもっと好きになった気がする。



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