一番星
玲亜は中学一年生で私立の有名学校を受験し、見事に受かった。
私も、お母さんに言われ、一度その学校を受けた。
でも、落ちてしまった。
“やっぱり、あんたは無理ね。
いいわ、玲亜に受けさせるから。”
お母さんにはそう言われた。
「ーー・・で、あんたはどうだったの。」
急にお母さんが私に話をふってきた。
「え…。」
「テスト、あったんでしょう?もちろんあんたも玲亜と一緒で一位よね?だって、レベルの低い、バカな高校ですもの。」
お母さんが私を冷たい目で見たまま言った。