あいことば
5時、10分前。
駿の家の前に立ち、チャイムに手をかけた。
ピンポーン
ガチャー…
「おぅ。」
駿がそう言ってドアを開けた。
「今日はよろしくお願いします。」
あたしは丁寧に頭を下げた。
そんなあたしの頭を駿がぐりっとする。
「まぁ入れよ。
あんま片付けてないけどな。」
「おじゃましまーす…」
そろりそろりと足を踏み入れる。
そんなあたしを駿が笑いながら見ていた。
なんか、駿の家だとあんまり緊張しないな…
そんなことをあたしは考えていた。