あいことば
「何かたまごばっかじゃね?」
「……確かに。」
「まぁいっか。
じゃあもうちょっとしたら作るぞ。」
駿がそう言って歩き出す。
「客間に案内するから。
ついてきて。」
あたしは荷物を持って、急いで駿のあとについて行った。
「…夜になんか出そうだね。」
客間には、日本人形や様々な絵が飾られていた。
「これ、母さんの趣味ね。
たぶん何も出ないと思うから。」
……たぶん!?
だいぶ不安が残るんですが!
部屋をぐるりと見渡しながら、あたしは夜寝れるか心配になった。