あいことば


駿の返事がいつもより冷たくて、それがあたしの気持ちをさらに憂鬱にさせた。



お互いが準備できたところで、あたしはスタートした。



走りはいつもどおり


…のつもりだった。





でも…


「はいっ!」


そう言ってあたしがパスしようとしたバトンは、駿の手の中に収まることはなく、むなしく地面に落ちた。





「っ、ゴメン!」



そう言ってあたしは急いでバトンを拾った。


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