大好きだったよ。
あたしの心臓が跳ねる。


やっぱり、最近のあたしはおかしい。

こんなの、日常茶飯事だったはずなのに。


海の表情なんか、知り尽くしたはずなのに。


なんで今更、こんなことにドキドキしてるのよ......。


「そろそろじゃね?行くか」


「え?あ、うん」


素直に立ち上がって


家を出る


海の家に入ると、


待ち構えていたかのように、美海ちゃんがいた。


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