大好きだったよ。
「お...お腹すいた」


「そだな」


誤魔化せた...。


よいしょ、といいながら立った海。


何事もなかったかのように、スタスタ部屋を出て行く。


「遅せぇよ。早く」


「あっ、うん」


立ち上がって急いで海についていく。


「帰ってきた」


ニヤけながらそういう美海ちゃん。


「海潮?あとでノロケ話聞かせてね」


「の、ノロケ!?」


「気にすんな」


耳元でそう囁かれて、


甘い吐息にドキっとする


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