君が僕を嫌う理由。



「失礼しまーす」

俺の代わりに君が言う。

その声も、姿も、全てが、愛おしい。

ベッドに寝転んで顔まで布団を被った。

君が見えないように。



それでも目閉じれば現れる。

重症かもしれないな、俺は。



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