わたくし、政略結婚いたします!?
「いいえ、私じゃなくてもいい。
どうして誰かに自分の想いを言わなかったんですか?
手に入らないから壊してしまおうなんて、子供のすることです。
それに、こんなことをしたところであなたは幸せにはなれません」
「……知っているよ」
「私はあなたが嫌いです。
でも。でも、こんなことをするような人ではないと思っていました」
はっきりと告げたメグに、ウィルは自嘲を零す。
「……君が僕を嫌うのは、僕が君を軽蔑していると思っているから?」
「……たしかにきっかけはそうですが、それだけではありません」
メグの言葉に、ウィルは胸ぐらを掴んだままだったレナルドの手をやんわりと振りほどいて、胸の前でキュッと握ったメグの手を唐突に掴んだ。