契約彼氏-ニセ彼氏-

顔を寄せ合っている恋人。

透き通るような白い肌の儚げな女性が笑っている。

ストレートの髪が光に透けて今にも溶けて消えてしまいそう。

その横で和樹が笑っている。

ホストの時とは全く違う、穏やかで、何の気負いもない、心からの笑顔……。

ああ、この人、こんな優しい表情するんだ……。

私の口元がほころんだ瞬間―私は激しくベッドに押し倒された。

目の前には裸の胸がある。

和樹はバスタオルを腰に巻き、燃えるような目で私を睨みつけていた。

< 39 / 41 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop