期間限定彼氏
腕や体から、美玖の温度が伝わってくる。



「ふぇ・・・?」



美玖のあどけない声が聞こえる。



「一緒に帰るぞ・・・。」



俺はあいつの耳元でそう囁いた。

あいつの耳は真っ赤に染まっている。



夕陽はもう、沈みかけてしまっていた・・・。
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