期間限定彼氏

記念日。

「そろそろ帰るか?」


慶吾さんは席から立ち上がった。



「そうですねっ!」


後を追うように立ち上がるあたし。




カウンターをスルーして、カフェを出る慶吾さん。



「え、あの?会計は・・・?」



慶吾さんはふふっと笑うと


「ここ、俺の母親のカフェだから気にすんな。」


といった。
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