期間限定彼氏
慶吾さんは驚いた表情で、あたしのほうを見た。



「誰・・・あれ。」



「おばあちゃん、あたしの。」



「うっそ、似てねぇ!」


あたしたちは小声で話していた・・・はず。なのにおばあちゃんに聞こえていたらしく、微笑んでいる顔がやけに怖かった。


でも、本当におばあちゃんは美人なんだよ?慶吾さんの目がおかしい!



「美玖がお世話になってます。」

おばあちゃんは深々と頭を下げた。
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