LOVE PRINCESS(歩夢&真希)
ニッと笑いながら見下ろす俺に気づき
『何よ?』
と頬を膨らます。
そんな可愛げのない仕草も、可愛いって思ってしまう。
「なぁ、俺等付き合わね?」
ゆっくり、本当にゆっくりと真希の口が開き、
「はぁぁぁあ!?」
初めは息か声かわからない程度だったのに、だんだんデカくなる語尾。
そして顔全体がピンクに染まった。
「なっ、何言ってんの? 急に!」
確かに。
急だよな。
でも、今そう思ったんだし。
言いたくなったんだから仕方なくねぇ?
「それって断ってんの?」
「ちがっ、そうじゃないけど……」
「なら、今からって事で」
ニカッと笑った俺を見上げた真希は、
「信じらんない。馬鹿あゆ!」
と言って、俺の隣を歩いた。
いつもなら先々歩いて帰るくせに。
これはOKって事でいいんだよな?
真希……。