薇姫/獣帝
『……………フフッ…』
「……」
笑い声を零すと、來哉の顔はわかりやすく怪訝な表情をする。
『それを聞いてどうするの?』
來哉の眉はどんどん寄せられていく。
『私の目を見たとして。
貴方達に何が解るのよ?』
「わからねぇ。
解らねぇから聞いてる。」
『…言ったとして、の話をしてるのよ。
私の事を言ったとしてどうなる?
何が変わる?
何が可笑しくなる?
何が狂う?』
來哉は目を見開いて私の腕を掴もうと手を伸ばしてくる。
それを躱してニタリと口元を歪ませる。