薇姫/獣帝
「うわぁぁぁああ‼」
って、悲痛そうに叫んで…………
側に居た楼稀に私は寄ったよ…
…………そして、私の肩に深くナイフは食い込んだ。
安心してたんだ、ソレだけで…………
その時の抗争は、大事じゃなかったし、私と楼稀と……氷室から紘、あと数名の組員だけだった。
だから、何となく油断して……
私の肩から血が溢れ出ると同時に……
発砲音がした。
私の後ろの、楼稀。
楼稀は微笑みながら私を抱きしめて…真っ赤な胸に私の体を抱いて…
泣いてた………っ…』
そう、
泣いてた。