薇姫/獣帝
「琉稀、重いでしょ」
芦屋が私の背負ってる人を受け取ってくれた。
「た、てます…」
起きてたのか。
男はそう呟いてよろけながら立った。
葵が私に近づいてきて、飄々とした感じで喋り出した。
「……悪かったな、今回」
絶対思ってねぇだろ。
心の中で突っ込みながら黙って葵を見ていた。
「今回の事も踏まえて、俺等は考えた」
……嫌な予感が、する。
「お前を、獣帝に引き入れる」
……予感的中。
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