いちごのような甘い恋。




夜ごはんも食べ終え、あたしと梨乃は

それぞれ自分の部屋へ戻った。



あー今日は楽しかったな~♪



そんなことを考えていると

あたしの部屋をノックする音が聞こえた。



「はーい」



入ってきたのは、妹の梨乃。



「梨乃、どーしたの?」

「お姉ちゃんさ、好きな人でもできたの?」

「な、なんでよ!?」

「見てれば分かる。」



見てれば分かるって…あたしって

そんなわかりやすいのかな…



「ま、頑張ってよ。

 相談してよねっ☆」



そう言って、あたしの部屋を出て行った。



妹に、見抜かれてしまった…。


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