純~Love Story~愛
「なりきってましたね。ほんと。」

Kei が言った。

「何だか 現場でも恋人同士のようだったと?」

「香織ちゃんが嫉妬してましたね~
あの二人の間には 入っていけないって あはは~」


あはは って監督さんよぉ


泣きそうになる。

ステージの上が あまりに華やかすぎて
私なんか 星のそばで ちりばめられてるクズのようで


佳真が遠くに見える・・・・。

「今日は本当にありがとう。
またゆっくり来たいと思います。」

Kei はそう言うと ステージから去っていった。


「見た?蘭先生~~~
やっぱ来たでしょ?もう最高~~~」

忍先生だけじゃない
会場全体が Kei の魅力にため息をついたり
歓声をあげたり

「かっこよかった~~~もう最高~~~」

私は こっち側の人間だから・・・・・


この時間だって Kei は モニカと過ごしてて
仕事だけど・・・・仕方ないけど


恋人同士のような時を過ごしてたって
その間私は 恋人の声も聞けず過ごしたって言うのに

スクリーンの中であんなに濃厚に愛し合った二人

せっかく近くに彼氏がいたのに
彼氏はまた遠くへ行ってしまった

笑うしかないわ ほんと・・・・。
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