colorful Mirakuru
だが不幸と言うのは突然訪れるもの。

僕たち親子は玉突きの交通事故にあった。

父と母は即死
僕は重症だったらしい。

父と母は親戚同士の交流などなく 僕が退院したときは全てが終わっていて
両親の葬式に出席することもなく施設へと送られた。

はじめての施設の生活はそれまでとガラッと生活基準が変わった。

その中でも特に仲良くしてくれたのが

「初めまして
おれ 浅岡真琴
君と同室だからよろしく!」

そう挨拶する彼に

「おれ 崎村なお
よろしくね?」

と言った。
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